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iPadでプレゼン【iPad】 [モノ語り:デジタル]

 先日,業者主催の進学説明会というのがありまして,お隣富山県内のある高校へ赴きました。
 「人文科学」という分野について,大学で学ぶ内容を30分で話す,という結構無茶な(笑)授業なのですが,そこでiPad+keynote for iPadで,プレゼンをやってみました。

 当初は,Viliv S5を持っていくつもりで準備したのですが,せっかく購入した(本体もkeynoteも)のだから,いろいろと試してみようと思い立ち,PowerPointで作ったファイルをメール転送してiPadで開き,keynote用に変換して,iPad上で再編集しました。ついでに,iPadの方が高校生の関心も引けるかな,と思ったり。

 プロジェクターは,以前実験と少人数の会議用にと研究費で購入したTAXAN KGPL105S。なんと,縦横のサイズはiPadよりも小さいのです。ただ,ACアダプターは本体より大きいのが玉にキズ。輝度があまり高くないので,使う場所・投影先を選びます。
 事前にスクリーンが用意できないという連絡があったので,学内のプロッタ用のロール紙をA1判1枚分カットしてもらいました。それを図面ケースに入れて持参し,黒板にマグネットで貼りつけて,スクリーン代わりにしました。模造紙でもいいかと思ったのですが,試してみるとあまり映りがよくなかったので,もったいないと思いつつも,ロール紙(インクジェット用高品位専用紙と同じような,光沢のない「真っ白」な紙です)を用意してもらいました。

 さて,肝心のkeynote for iPadです。
 以前は,VGAアダプタを使ってモニターやプロジェクターにつないで投影すると,iPadの画面にはスライド番号しか出なくなるため,Viliv S5でのPowerPointの使い勝手に慣れてしまった私には使,正直,使いにくいアプリでした。今回のiOS4.2へのアップデートと同時にiWORKSもアップデートされ,keynoteは,VGAアダプタ接続時にもiPad側にスライドと発表者用のノートが表示できるようになりました。画面上をするりとなでるように引っ張るか,タップしてやれば,アニメーションもしますし,次のスライドへの切り替えもできます。
 ただ,一部のアニメーションの挙動は,スクリーン側が設定通り,iPad側はパッと出現するだけでアニメーションしない,というようなこともありました。

 使うのは便利になりましたが,PowerPointからの移行,あるいはMacBookなどのkeynoteからの移行では,いくつか困ることがあります。最大のものは,日本語表示用のフォントの少なさ。ゴシック体と明朝体が1種類ずつ,さらにそれらの太さの違い(W3とW6)しかないのです。ポップ体とまでは言いませんが,せめて丸ゴシック体があれば,と思いました。PowerPointでは再生できても,keynoteでは再生できないアニメーションもありました。

 今回は30分程度のプレゼンだったので,あまり凝ったスライドでもなく,また枚数も15枚ぐらいでしたから,編集し直すにしてもあまり困りませんでした。しかし,公開講座や学内の研修会などで枚数の多いものを使うには,その分修正の手間もかかります。しかも,その作業のほとんどがフォントの問題に起因するレイアウト崩れなので,もう少しフォントの融通が利いてほしいという印象を持ちました。
 また,手に持ったまま使うには,やはりiPadは少し大きく,重いようです。私の日常の仕事の範囲内では,大学内で開かれる進学相談会のように2~3人程度と向き合って直に話すような場面には最適です。逆に,Viliv S5はこういうときには使えません(画面が小さすぎる)。うまいこと使い分けるのがポイントですね。


タグ:Keynote iPad
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