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万年筆を使う・その2 [モノ語り:文具]

 以前,ラミーのサファリを使い始めた話を書きました。
 その続きです。

 サファリの主な用途は,相変わらず会議の記録書きと学生のレポート添削。添削用の赤インクが入っている赤いサファリが一番使用頻度が高いですね。手帳にも使ってみたのですが,これはやっぱりHI-TEC C coletoの方が書きやすいので,そっちを使い続けています。

 先日,ふと気づいたことがあります。それは,赤のサファリに入れてあるウォーターマン(WATERMAN)の赤インクの発色。このインクは,書いたばかりのときには鮮やかな赤なのですが,乾くと濃いめの深みのある赤になります。実はこの発色が不思議でした。買ったときに見せてもらった色見本よりも,かなり深い赤なのです。添削済みのレポートはすべて学生に返却してしまうので,書いた直後の深い赤の状態までしか知りませんでした。

 最近,ある学生が一度添削を受けて「ここを書き直すように」という指示が書き込まれたレポートを,新しく書き直したものと一緒に提出してきました。それを見て「あ,この色だ」と思ったのです。
 私が書いたコメントの色は,見本帳にあったあの赤になっていました。鮮やかで,それでいてピンクがかっていない,まさに「赤」です。これが気に入ってパイロットやペリカンよりも「やや割高ですが」と言われても,ウォーターマンを選んだのでした。

 昨日,来年度の授業で使おうと思っている書籍を探しに街に出たついでに,ウォーターマンのインクを買ったデパートに,ペリカンのロイヤルブルーのボトルを買いに寄ったのですが,そこでショーケースにあった1本のペリカン万年筆に目を留めて,その場でインクと一緒に買ってしまいました。
 “トラディショナル M205 ブルーデモンストレーター”という1本。ブルーペリスケ等と呼ばれているようですね。もうペン先がMとEFしかなかったので,EFにしました。
 ちょうどラミーのスケルトンのインク(黒)を使い切って,ブルーに替えるつもりで洗浄したばかりだったので,しばらくはこのM205を使ってみます。


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