カスタム74と「色彩雫」【レビュー】 [モノ語り:文具]
先日購入したパイロット・カスタム74(透明軸)。
今日,あることをしてみたら,最初の使用感とは印象が変わってきました。
インクを別のものに変えただけ,なのですが。
カスタム74の購入目的は,実習レポートなどの添削用で,ラミー・サファリと交互に使うつもりでした。そこで,サファリでも使っているウォーターマンの赤インクで試し書きをして,その印象を先日の記事に書いたわけです。
一晩置いて,翌日大学に持っていって,夏休み中の課題としてあった実習レポートの添削に,本格的に使い始めたのですが,やはりインクフローがよくないのか,書き味が硬いし,書き始めがかすれます。
ひとつ気になっていたのは,コンバータ(CON-50:0.5ml)の中のインクの動き。
(※9/19追記:気になったのは,コンバータの中でインクが落ちてこなくなっている状態で,「吊り」とか「棚吊り」と呼ぶことを,つい先ほど知りました)
ふと思い立って,机の中にしまいっぱなしになっていたパイロットの赤インクのカートリッジ(以前使っていたデスクペン(EFニブ)用)と比べてみると,カートリッジのインクの方が「さらさらしている」ような感じがしました。ウォーターマンのインクは,カスタム74(というか,パイロットのペン先?)とは相性がよくないのかも。
しかし,サファリ用の赤インクにウォーターマンを選んだのは,パイロットやペリカンの赤インクの発色が自分には今一つだったから(という話も,前に書きました)なので,このカートリッジを挿す気にはなれず。
それで思い出したのが,パイロットが出している「色彩雫/iroshizuku」シリーズ。「asa-gao(朝顔)」とか「shin-ryoku(深緑)」などと名づけられた50ml入りのボトルインク(パイロットのウェブサイトでは,「インキ」と書かれています)で,青,青黒,緑,灰,赤,橙,茶の系統があります。いつものデパートの売り場に,実際に書けるサンプルが置いてあったはずだと思い出し,行ってみました。
ありましたよ。ディスプレイのボードから,色とりどりのインクが入った試筆用万年筆がにょきにょき。ディスプレイボード自体にネジが切ってある(キャップが埋め込んである)ので,ペンをくるくると回しながらディスプレイから抜くのですね。まっすぐ引っこ抜こうとして,一瞬戸惑いました。
まず「momiji(紅葉)」を試したのですが,webで見た鮮やかな赤とはちょっと違って,ウォーターマンよりもさらに深い赤。サファリではこれからもウォーターマンを使うのだし,いっそ少し違う色にしようかと思って,「fuyu-gaki(冬柿)」を試してみました。橙系統の色ですが,そんなに派手ではないし,レポートの添削に使ってもよさげなので,これに決めました。まあ,柿の色にしては鮮やかですが。
ついでに,一回り大きいコンバータ(CON-70:1.1ml)も購入。これにたっぷり吸い上げると,万年筆自体がきれいに見えそうだったので。
昨晩のうちにもう一度洗浄してあったので,帰ってきて早速インクを充填。
思った通り,書き始めは「薄く」はなっても「かすれ」はしないし,字も,ほんのわずかですが太くなりました(サファリのEFくらい)。
そしてもうひとつ気づいたのは,ペリカンやサファリと同じような力の入れ方では,よけいにかすれそうだということ。力を入れずに軽い筆運びで書く,というのが使いこなしのコツのようです。ニブが硬いのも影響していそうです。ブルーペリスケやサファリよりも硬く感じていた書き味も,インクを変え,力を入れずにペンを滑らせる,という意識で書くと,また全然違います。これ,いいわ。
本当は,サファリ(EF)よりも細く,ブルーペリスケ(EF)並みに書ける万年筆がほしかったのですが,結果的にサファリと同じくらいの太さになる,というオチがつきました。
ところで,今日行ったいつものデパートの売り場で,この間は見つけられなかったトラディショナルシリーズが2本,ショーケースに入っていました。1本はM200のブラック,もう1本はM215のブラックでした。M200はニブがMしかなく,M215もFニブのみ。M215を試させてもらいましたが,Fはやっぱり太いですね。トラディショナルの他の太さ&軸色は,ほぼ在庫なし。M200のEFがあればその場で買っちゃったかもですが,M200もM215も,Fより細いのは全部取り寄せ,探していたM205に至っては,全部取り寄せでした。あるのはスーベレーンばかり。やはり,ペリカンの人気商品ですね。
今日,あることをしてみたら,最初の使用感とは印象が変わってきました。
インクを別のものに変えただけ,なのですが。
カスタム74の購入目的は,実習レポートなどの添削用で,ラミー・サファリと交互に使うつもりでした。そこで,サファリでも使っているウォーターマンの赤インクで試し書きをして,その印象を先日の記事に書いたわけです。
一晩置いて,翌日大学に持っていって,夏休み中の課題としてあった実習レポートの添削に,本格的に使い始めたのですが,やはりインクフローがよくないのか,書き味が硬いし,書き始めがかすれます。
ひとつ気になっていたのは,コンバータ(CON-50:0.5ml)の中のインクの動き。
(※9/19追記:気になったのは,コンバータの中でインクが落ちてこなくなっている状態で,「吊り」とか「棚吊り」と呼ぶことを,つい先ほど知りました)
ふと思い立って,机の中にしまいっぱなしになっていたパイロットの赤インクのカートリッジ(以前使っていたデスクペン(EFニブ)用)と比べてみると,カートリッジのインクの方が「さらさらしている」ような感じがしました。ウォーターマンのインクは,カスタム74(というか,パイロットのペン先?)とは相性がよくないのかも。
しかし,サファリ用の赤インクにウォーターマンを選んだのは,パイロットやペリカンの赤インクの発色が自分には今一つだったから(という話も,前に書きました)なので,このカートリッジを挿す気にはなれず。
それで思い出したのが,パイロットが出している「色彩雫/iroshizuku」シリーズ。「asa-gao(朝顔)」とか「shin-ryoku(深緑)」などと名づけられた50ml入りのボトルインク(パイロットのウェブサイトでは,「インキ」と書かれています)で,青,青黒,緑,灰,赤,橙,茶の系統があります。いつものデパートの売り場に,実際に書けるサンプルが置いてあったはずだと思い出し,行ってみました。
ありましたよ。ディスプレイのボードから,色とりどりのインクが入った試筆用万年筆がにょきにょき。ディスプレイボード自体にネジが切ってある(キャップが埋め込んである)ので,ペンをくるくると回しながらディスプレイから抜くのですね。まっすぐ引っこ抜こうとして,一瞬戸惑いました。
まず「momiji(紅葉)」を試したのですが,webで見た鮮やかな赤とはちょっと違って,ウォーターマンよりもさらに深い赤。サファリではこれからもウォーターマンを使うのだし,いっそ少し違う色にしようかと思って,「fuyu-gaki(冬柿)」を試してみました。橙系統の色ですが,そんなに派手ではないし,レポートの添削に使ってもよさげなので,これに決めました。まあ,柿の色にしては鮮やかですが。
ついでに,一回り大きいコンバータ(CON-70:1.1ml)も購入。これにたっぷり吸い上げると,万年筆自体がきれいに見えそうだったので。
昨晩のうちにもう一度洗浄してあったので,帰ってきて早速インクを充填。
思った通り,書き始めは「薄く」はなっても「かすれ」はしないし,字も,ほんのわずかですが太くなりました(サファリのEFくらい)。
そしてもうひとつ気づいたのは,ペリカンやサファリと同じような力の入れ方では,よけいにかすれそうだということ。力を入れずに軽い筆運びで書く,というのが使いこなしのコツのようです。ニブが硬いのも影響していそうです。ブルーペリスケやサファリよりも硬く感じていた書き味も,インクを変え,力を入れずにペンを滑らせる,という意識で書くと,また全然違います。これ,いいわ。
本当は,サファリ(EF)よりも細く,ブルーペリスケ(EF)並みに書ける万年筆がほしかったのですが,結果的にサファリと同じくらいの太さになる,というオチがつきました。
ところで,今日行ったいつものデパートの売り場で,この間は見つけられなかったトラディショナルシリーズが2本,ショーケースに入っていました。1本はM200のブラック,もう1本はM215のブラックでした。M200はニブがMしかなく,M215もFニブのみ。M215を試させてもらいましたが,Fはやっぱり太いですね。トラディショナルの他の太さ&軸色は,ほぼ在庫なし。M200のEFがあればその場で買っちゃったかもですが,M200もM215も,Fより細いのは全部取り寄せ,探していたM205に至っては,全部取り寄せでした。あるのはスーベレーンばかり。やはり,ペリカンの人気商品ですね。
2010-09-26 00:52
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