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戻ってきました [モノ語り:文具]

 先日の記事で書いた通り,修理に出していたパイロット・カスタムヘリテイジ92の中細字が戻ってきました。
 修理に出してから約1週間。たぶん連休が終わって,さらに週明けの10日ぐらいになるのではないかと思っていたのですが,今日の昼前に宅急便で届きました。

 結論から言うと「欠陥品」だったようです。先日書いた通り,買ったときからペン先とペン芯がずれていて,修理に出す前に洗浄したときも,それだけでペン先とペン芯がずれてしまう有様でした。つまり,ペン先の固定が甘かったわけです。
 ただ,そこまでしかわからない。洗浄後にペン先がずれたとき,大学の研究室に置いてあるルーペでずれたペン先とペン芯を調べたのですが,素人ではどこが悪いのかさっぱりわからないし,それ以上ペン先をいじりたくなかったので,ずれたまま修理に出してありました。

 届いた荷物を開けてみると,中には万年筆を納めた化粧箱と封筒が1つ。封筒の中味は,紙が1枚と細長い紙袋が1つ。この紙に,詳細な点検の結果とペンの各部の写真が印刷されていました。最初に「調査依頼の内容」と「調査・観察結果」の報告が印字されていて,その下に写真が5枚。1枚はペン全体,もう1枚がずれたペン先,残り3枚が首軸(ペン芯のつけ根部分)の写真です。
 「調査・観察の結果」を読んでびっくり。固定が甘くなるのも当然,首軸に何本か亀裂が入っているのが拡大写真に写っていました。ペン先とペン芯ばかり見ていて首軸を観察しなかったので,まさか亀裂が入っているとは思いませんでした。亀裂が入る原因もいくつか書かれていましたが,製造ミスとか溶剤の付着というのは考えにくいので,私の手元に届くまでのどこかで何らかの衝撃を受けたのでしょう。

 というわけで,修理ではなく新品と交換になりました。問い合わせ以降,ずっと丁寧に対応してもらえたのでよかったです。これが国産ではなく舶来の万年筆だったら,結構面倒なことになっていたかもしれません。
 封筒に入っていた紙袋の中味は,こすると消えるフリクション蛍光ペンでした。


タグ:pilot 万年筆
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