春の紙モノ祭り [モノ語り:文具]
筆記具の次は,ノート。
これまで,大学での種々の会議や研修会などには,マルマンのニーモシネA4判を使っていました。
5ミリ方眼のノートで,上の方に表題を書く欄が用意されています。レポート用紙のように片面だけを使い,1枚ずつはぎ取っていきます。ニーモシネは万年筆とも相性がよく,使いやすいのですが,このところ1枚に記録を書ききれないような会議が増えてきました。また,最近自分が出ている会議では,他の会議の内容をその場で参照して発言したいケースも増えていて,会議の記録や発言のメモ(自分の考えも含め)を,まとめて持ち歩きたいと思うようになってきました。
そろそろニーモシネを使い切りそうなこともあり,1冊のノートにあらゆる会議の記録を書き留め,インデックスシールや蛍光マーカーなどで識別する方法を採用することにして,少しページ数の多いノートを探しました。
自分としては,
・A4判である。
・万年筆で書いても,裏抜けしない。
・ある程度ページ数が多い(厚いノート)。
の3点が最優先。「ページ数が多い」という条件をつけたのは,あらゆる会議の記録を1冊にまとめるためです。
また,厚みがあるノートを実際に使うときには,表紙がハードカバー(モレスキンのような)である方が書きやすい。
そうなると,ある程度候補は限られます。
最初はモレスキンのフォリオノートも考えたのですが,手持ちのモレスキンと同じ紙を使っているとすると,万年筆との相性がよくない。古典ブルーブラックなどの一部のインク以外は,盛大に裏抜けしてしまうのです。
そこで白羽の矢を立てたのが,ロディアの「ウェブノートブック」です。合皮でできた表紙に,クレールフォンテーヌのベラム紙(ややアイボリーがかった紙)を綴じ込んだノートです。総ページ数192ページ(96枚)というのも,こちらの要望に合致。
とりあえず使ってみようというにはやや値が張りますが,A4判の横罫ノートとドット方眼ノートを1冊ずつ通販で購入しました。
先日の会議に方眼ノートを持ち込んで記録を取り,後からまったく同じものを横罫ノートに書き写して,見た目を比べてみました。見やすいのは明らかに行間隔が広い横罫ノートですが,縦の見切りがあるドット方眼ノートは,見出しを使いこなしやすい。ニーモシネよりも罫線がやや濃いようなので,ドット方眼ノートでは,それが少しうるさく感じます。総合すると,横罫ノートにうっすらと見出しのレベルを分けられる縦線を何本か引いておくのがベストでしょうか。
筆記していると少しふかふかする感じがあるので,A4判のソフトタイプ下敷きも買ってきました。
ノートを新調したついでに,手帳も追加しました。クオバディスのエグゼクティブ・ノート4(4月始まり)です。今年はすでにモレスキンのスケジュール&ノートを使っていますが,こちらは業務日誌のような使い方をすることにして,予定はクオバディスで管理するようにしました。モレスキンが,ウェブノートブックに書かれた会議の記録のインデックスにもなるわけです。
ウェブノートブックを思いつく前に,一時B5判のノートでもいいか,と思いつつ買ってみたノートがあります。愛媛県の協和紙工が「Ecaro」というブランドで発売した「Artisan ノート」です。artisanとは「職人」の意。金属のリングで綴じたリングノートです。
Artisanノート:協和紙工
これがすごい! 使われている紙は,表面がものすごく滑らかで,手で触るとつるつるです。万年筆の滑りのよさは言うまでもなく,裏抜けどころかにじみ(ヒゲ)すら出ません。インクフローだくだくのサファリに入れた色彩雫「月夜」でも,まったく裏抜けなし。今インクを入れているペンの中では,先日購入した#3776センチュリーの細軟(プラチナ・ブルーブラック)と,カスタムヘリテイジ92(モンブラン・ミッドナイトブルー)が相性がよいようです。モンブラン#12もよさげ。偶然見つけたノートですが,これは大当たりだったと思います。横罫,方眼,プレーンの3種類がありますが,私は方眼ノートを買いました。
ただ,ページ数は充分あるのですが,やはりB5判では紙面が不足しそうなので,仕事で使うのは断念。自宅で楽しむノートにしました。A4判出ないかな~。
このArtisanノートは,検索してもほとんどヒットしません。通販で入手するのは困難でしょうが,買える人は是非お試しを。
これまで,大学での種々の会議や研修会などには,マルマンのニーモシネA4判を使っていました。
5ミリ方眼のノートで,上の方に表題を書く欄が用意されています。レポート用紙のように片面だけを使い,1枚ずつはぎ取っていきます。ニーモシネは万年筆とも相性がよく,使いやすいのですが,このところ1枚に記録を書ききれないような会議が増えてきました。また,最近自分が出ている会議では,他の会議の内容をその場で参照して発言したいケースも増えていて,会議の記録や発言のメモ(自分の考えも含め)を,まとめて持ち歩きたいと思うようになってきました。
そろそろニーモシネを使い切りそうなこともあり,1冊のノートにあらゆる会議の記録を書き留め,インデックスシールや蛍光マーカーなどで識別する方法を採用することにして,少しページ数の多いノートを探しました。
自分としては,
・A4判である。
・万年筆で書いても,裏抜けしない。
・ある程度ページ数が多い(厚いノート)。
の3点が最優先。「ページ数が多い」という条件をつけたのは,あらゆる会議の記録を1冊にまとめるためです。
また,厚みがあるノートを実際に使うときには,表紙がハードカバー(モレスキンのような)である方が書きやすい。
そうなると,ある程度候補は限られます。
最初はモレスキンのフォリオノートも考えたのですが,手持ちのモレスキンと同じ紙を使っているとすると,万年筆との相性がよくない。古典ブルーブラックなどの一部のインク以外は,盛大に裏抜けしてしまうのです。
そこで白羽の矢を立てたのが,ロディアの「ウェブノートブック」です。合皮でできた表紙に,クレールフォンテーヌのベラム紙(ややアイボリーがかった紙)を綴じ込んだノートです。総ページ数192ページ(96枚)というのも,こちらの要望に合致。
とりあえず使ってみようというにはやや値が張りますが,A4判の横罫ノートとドット方眼ノートを1冊ずつ通販で購入しました。
先日の会議に方眼ノートを持ち込んで記録を取り,後からまったく同じものを横罫ノートに書き写して,見た目を比べてみました。見やすいのは明らかに行間隔が広い横罫ノートですが,縦の見切りがあるドット方眼ノートは,見出しを使いこなしやすい。ニーモシネよりも罫線がやや濃いようなので,ドット方眼ノートでは,それが少しうるさく感じます。総合すると,横罫ノートにうっすらと見出しのレベルを分けられる縦線を何本か引いておくのがベストでしょうか。
筆記していると少しふかふかする感じがあるので,A4判のソフトタイプ下敷きも買ってきました。
ノートを新調したついでに,手帳も追加しました。クオバディスのエグゼクティブ・ノート4(4月始まり)です。今年はすでにモレスキンのスケジュール&ノートを使っていますが,こちらは業務日誌のような使い方をすることにして,予定はクオバディスで管理するようにしました。モレスキンが,ウェブノートブックに書かれた会議の記録のインデックスにもなるわけです。
ウェブノートブックを思いつく前に,一時B5判のノートでもいいか,と思いつつ買ってみたノートがあります。愛媛県の協和紙工が「Ecaro」というブランドで発売した「Artisan ノート」です。artisanとは「職人」の意。金属のリングで綴じたリングノートです。
Artisanノート:協和紙工
これがすごい! 使われている紙は,表面がものすごく滑らかで,手で触るとつるつるです。万年筆の滑りのよさは言うまでもなく,裏抜けどころかにじみ(ヒゲ)すら出ません。インクフローだくだくのサファリに入れた色彩雫「月夜」でも,まったく裏抜けなし。今インクを入れているペンの中では,先日購入した#3776センチュリーの細軟(プラチナ・ブルーブラック)と,カスタムヘリテイジ92(モンブラン・ミッドナイトブルー)が相性がよいようです。モンブラン#12もよさげ。偶然見つけたノートですが,これは大当たりだったと思います。横罫,方眼,プレーンの3種類がありますが,私は方眼ノートを買いました。
ただ,ページ数は充分あるのですが,やはりB5判では紙面が不足しそうなので,仕事で使うのは断念。自宅で楽しむノートにしました。A4判出ないかな~。
このArtisanノートは,検索してもほとんどヒットしません。通販で入手するのは困難でしょうが,買える人は是非お試しを。
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