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あれこれ試乗中 [日常]

 昨年の記事の少なさに,我ながら呆れるばかり。

 春休みの短い期間を利用して,あれこれ試乗しています。
 SX4の車検を控え,さあ,どうしようかなーと。
 今のところ,国産車はスズキ車以外に考えていないので,
  ・スイフト(デュアルジェットエンジン搭載のCVT車)
  ・スイフトスポーツ(6MT)
 だけです。
 ハンガリーで生産され,ヨーロッパで販売が始まっているSX4の後継「S-CROSS」が国内販売になれば,と思っているのですが,いつもお世話になっているスズキディーラーで数回訊いてみましたが「さあ,どうでしょうねえ」という回答ばかり。国内導入はナシ,なのでしょうか。
 SX4,あんまり売れてなかったみたいだしなあ。

 これが最初で最後かもしれない,と思いつつ,欧州車にも試乗しています。
  ・プジョー2008 シエロ
  ・シトロエンC3 セダクション
  ・ルノー ルーテシア インテンス
 の3台。
 もう1台,ルノー・キャプチャーも,あと少しで試乗車が用意できるとディーラーで聞いているので,それにも乗ってみるつもりです。実は,キャプチャーの試乗車がまだ用意されていなくて,「同じような感覚ですから」と言われてルーテシアに乗ってきた(確かに,シャシーとエンジン,トランスミッションは同じものだし)ので,ルーテシアは購入候補ではありません。

 感想をいくつか。
 スイフトスポーツは,やっぱり面白いクルマです。選ぶなら,デュアルジェット・スイフトよりはこっちでしょうか。街中での走行では,5速で事足りてしまいます。流れの速い幹線道路を走るときぐらいしか,6速は使わないでしょう。エンジンも気持ちよく回るので,無駄と知りつつシフト操作をしてしまいそう。排気量が1.6リッターなので,税金的には2リッターのSX4と同じですが,ガソリンはハイオクになります。SX4とは違う軽快さが楽しいクルマです。

 プジョー2008とシトロエンC3は,いずれも3気筒1.2リッターエンジンとETG5というオートマチックモードつきシングルクラッチミッションの組み合わせ。プジョーもシトロエンも今は同じ会社(プジョー・シトロエン・ジャポン)ですが,金沢での代理店は別なので,先にプジョーに行って,2008から乗りました。
 ウェブで見たのとは,実物の印象がかなり違いました。もう少し背が高くて全長が短く,全体にスクエアなイメージでしたが,キャビンの部分が思ったより長め。試乗車のグレードはシエロだったので,ルーフがガラスルーフになっています。ヘッドクリアランスは,自分が運転しやすいポジションに合わせると,SX4よりも小さくなりました。地上高は150mmで,フィットなどのコンパクトカーとさほど変わりません。
 キーは,インテリジェントキーではなく,シリンダーに挿して回すタイプ。ステアリングが小径になっています。面白いのはメーターの位置。普通はステアリングの「中」を覗く形になりますが,2008ではステアリングの「上」にメーターが見えます。ステアリング径を小さくしたからできる芸当ですが,運転中の視線移動を小さくすることができます。人間の視野は横長の楕円に近い形になるので,視線を下に向ける角度が小さくて済む=安全への配慮ということですね。自分も同じ発想で,ポータブルナビを運転中に少し右を見ればいい位置にセットしています。
 2ペダル式のロボタイズドミッション(RMT)車に乗るのは初めて。ここしばらくトルコンATしか乗っていないので,走り出してすぐ1速→2速の息継ぎがあって,「何で?」となりました。「自動的にクラッチを切ってシフトアップ/ダウンするマニュアル車」なので,シフトアップに合わせてアクセルを抜けば(=3ペダル式のマニュアル車でクラッチを踏むときと同じ)自然になりますよと,営業さん。ああ,なるほど。
 2008にはパドルシフトがあり,マニュアルモード(セミオートマ)では,これを操作して走ることもできます。むしろ,私はマニュアルモードの方が自然に走れました。少し1速で引っ張り気味にして,アクセルを抜いてパドルを弾く,という感覚です。横の営業さんが「市街地を走るときは5速は使わないです」と言うのですが,これはそこまで速度が乗らない(エンジンを回せない)から。マニュアルモードでも,減速時には軽くブリッピングが入ってシフトダウンしていきます。
 プジョー車は,これまで運転したことも,同乗したこともなかったので,「ああ,これがプジョーの猫足か」と思いながら乗っていましたが,それでもちょっと硬めの足回りなんだとか。でも,SX4に比べれば軟らかめ。SX4はやや硬いので。
  そう言えば,アイドリングストップのクルマも初めてでした。
 
 続いて,シトロエンのディーラーに移動して,2008と同じドライブトレーンを持つC3に試乗。2008で要領をつかんだので,特に戸惑いはありません。途中で,2008では使わないと言われた5速まで入れてみましたが,速度が乗らないのでやはりガタガタ,ぎくしゃくします。こちらのルーフは普通ですが,フロントガラスの上方がドライバーの頭上まで広がる「ゼニスウィンドウ」仕様です。シエロのガラスルーフよりも,ドライバー自身が明るさを感じられますね。「ビジオドライブ(VISIODRIVE)」とはよく名づけたものだと思いました。

 日を改めて,今度はルノーディーラーへ。
 2月の初めに久しぶりに輸入車ショウへ行ったとき,そこで展示されていたキャプチャーが目当てでしたが,試乗車はまだなく,展示車両が2台。白/オレンジのツートンと,黒/青のツートン。インテンスという上級グレードになります。
 乗り心地はともかく,ドライブトレーンは同じだから,ルーテシアに乗ってみませんか,と言われ,ちょうどそのとき試乗に出ていたルーテシアが戻るまで,いろいろ質問しながらキャプチャーを眺めていました。
 キャプチャーは,排気量こそプジョー2008と同じですが,こちらは4気筒ターボと6速EDCの組み合わせで,2リッター並みのパワーとトルクがあります。6速EDCは,オートマチックモードつきのデュアルクラッチミッション。
 やがてルーテシアが戻ってきたので,入れ替わりに乗せてもらいました。最大トルクを2000回転で発揮するエンジンなので,アクセルをじわりと踏んだ方がするすると走り出す感じです。デュアルクラッチなので,加速時にも息継ぎ(空走感)が小さく,ほとんど感じません。ルノースポールモデルにはパドルシフトがありますが,ノーマルのルーテシアではシフトレバーのみ。シフトパターンがプジョー・シトロエンとは逆で,引いてアップ/押してダウンです。2008ではパドルしか使わなかったし,C3は一部を除いてずっとオートマチックモードで走っていたので,あまり気にしませんでした。

 さて,今のところは,乗り替えるなら2008かキャプチャーか,というところです。
 冬期の職場までの道路や職場の構内道路・駐車場の状況を考えると,4WDにすべきかと思っていたのですが,ここ数年,冬でもそれほど強烈に4駆でよかった!と思う機会があったわけでもなく,FFでもいいかなと思い始めました。他のクルマも,大半はFFだし。
 ただ,積雪がゼロではない以上,問題はロードクリアランス。ルーテシアが候補にならないのは,これが115mmと小さすぎるからです。SX4は175mm,2008は150mm(=一般的なコンパクトカーと同等),キャプチャーは200mmと言われていましたが,ルノーのサイト上では185mmとなっています。
 ちなみに,どちらも費用的にはコンパクトカーとは言えない金額で,国産車ならマツダCX-5の2.5リッターガソリンモデルが買えてしまいそう。

 さて,いったい何に乗ることになるんでしょう?
 意外と,「SX4の車検通しました」って言ってるかもしれませんが。

タグ:試乗
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